壁画制作で使用したアキーラの生みの親!クサカベ本社工場見学!


こんにちは!花粉が気になりだした井上です。

先日、私達が壁画制作で使用した絵の具「アキーラ」を製造、販売している画材メーカー、「クサカベ」様の本社工場見学へ行ってきました!
今回はその一部をご紹介していきたいと思います!

そうそう!この油の臭いは!!

クサカベ本社があるのは埼玉県朝霞市です。
見学した工場はクサカベ本社の地下にあります。

なので、階段を降りている時点で何か臭う・・・・あー、そうそう。この臭い!油絵具だー。

入口付近から順を追って油絵具ができるまでを解説してもらえます。現場ではこの道50年の大ベテランの方も作業されていましたよ!

とにかく普段見ることのできない作業機械や材料、絵の具が絵の具として完成する前の段階のものまで見ることが出来ます!

・・・・カッチカチやぞ!

大きなローラーで顔料(色の元となる粉や粒子)溶剤を練り込んでいくことでそれらが均一に混ざり合うように、また、丁度よい絵の具の硬さを調節していきます。しかし、一度に練り込まれている1色の量の多きこと!

実際に写真のようにヘラでどんな硬さなのか確かめてみましたが・・・硬い!!カッチカチやぞ!と思わず言いそうになりました。(笑)

また、ローラーは顔料によって粒子の硬度に違いがあるため、それに合わせて御影石(墓石や建築石材として使われる)やセラミックと材質の違うものを使い分けていました。

私が見学した際には4~5色の色が作られていましたが、どの色を作るのかは在庫全体の状況を見て計画して作るそうです。

化学的観点から絵の具を知る

見学の際に解説をしてくださったのは開発担当の方で、絵の具を化学的な成分のものであるという位置付けからお話を聞くことも出来ました。

壁画や絵画を提供し、最高の状態で長く楽しんでもらうことを常に考える私達作家にとってはおろそかにしてはいけない重要なお話でした。


上の写真は充填機で、出来上がった絵の具をチューブに詰めていく機械なのですが稼働していなかったので分かりにくいですね・・・。

まとめ

いかがでしたか?

今回は絵具工場の様子について触れてみました。

ちょっとマニアックな世界ではありますが、メイドインジャパンの高い技術と誇りを体感できる素敵な現場でした。
絵画全般や絵の具に興味がある方は一度足をお運びすることをおすすめします!

また、一風変わったものを見に行ってみたい方もぜひ。新たな世界を知るきっかけになること間違いなしですよ!

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