世界堂で買える国産油絵具材メーカー ホルベイン クサカベ マツダ を比較

こんにちは。最近眠ることに幸せを感じている井上です!

極端に言って、絵は紙と鉛筆さえあれば描けますが、「本格的に絵を始めたい」「いい画材、道具を揃えて描いてみたい」となると、様々な道具や画材が必要になりますよね。

特に今回ご紹介する油絵具材は画材店やネットなどの専門店で購入することになるかと思います。

私が油彩画を始めるにあたって一式を揃えたお店は大手画材販売店「世界堂」でした。今も画材はほとんどこちらで購入しています。

油絵具材は国内外のメーカ取り扱い数が多い画材の一つで、どれを買えばいいか選び甲斐もあるとはいえ迷うのも事実。一通り試すことができれば一番良いのですが、絵の具は1色あたりおよそ300円~と正直なところそんなに安いわけではないですしね。

そこで今回は私が使ってみた感想を中心に「世界堂」で買える国内メーカーの油絵具材をご紹介していきたいと思います!

絵の具選びに困っている、迷っている方はぜひ参考にしてみてくださいね。

ホルベイン


業界最大手のメーカーです。初心者の方はまずこの絵の具を勧められることが多いかもしれません。私も最初に揃えた絵の具はホルベインでしたね~。

流石は大手!大体の絵の具や乾性油などのオイル類の品質が一定に保たれていて、種類も豊富、この一社だけで全部が揃う印象です。

しかし個人的にはカドミウム系の不透明色の発色がイマイチパッとしない、透明色も特にウルトラマリンが茶色っぽく感じてしまって、チューブから出した色そのまま(純色)で発色を求めるような色はあまりおすすめできません。。

〇私がホルベインでおすすめする色

・ピーチブラック、ランプブラック等の黒系

・ローアンバー、バーントアンバー等の茶系

地味な色ばかりチョイスしていますが、安価でかつ下書きやちょっとした混色でいい味出してくれる色たちです。

クサカベ



絵具の色数が豊富。特に色同士を混ぜて(混色して)作るような色(中間色)の幅が広いので買っておくと作業の手間が省けます。
グレイッシュなトーンの落ち着いた色が他メーカーよりも多いです。

GUILD(ギルド)というお高めのシリーズがあるのですが、巨匠の名を冠しているだけあってこちらはさすがの発色です。
油絵具から外れますが、顔料(ピグメント)も同様に落ち着いた優しい色合いのものが多いですね。
総合的に、明るく強い発色が欲しい場合には向かない絵の具かもしれません。

〇私がクサカベでおすすめする色

・イタリアンピンク、ブラウンピンク、テラローザ、シルバーホワイト

・GUILDシリーズのウルトラマリン(ピサネルロ ブルー)

〇顔料

・コバルトバイオレット、ウルトラマリンバイオレット等の紫系

・コバルトグリーンライト、コバルトグリーンペール

マツダ


ウン十年前には粗悪品だと言われていたみたいですが今はどうでしょうかね。私が使った限りではそれほど悪いとは感じません。
色数は上の2社よりも少ないですが赤系や緑系に個性的な色が多く、なんとなくポップな発色で強いですね。
基本色を外した色を買って持っていると、混色の際にバリエーション豊かにしてくれると思います。


油絵具以外だと、炭酸カルシウム(下地用)が安価で手に入るのがいいですね。

〇私がマツダでおすすめする色は

・ブライトレッドディープ、スーパールビー、ローズドレ、エメラルドグリーン、スーパーグリーンディープ

まとめ

いかがでしたか?

 今回は国内メーカーに限定してざっと油絵具材をご紹介してみました。画材選びの1つの情報として参考にしていただけたら幸いです。

結局のところ最終的には好みの問題というところに行き着くかもしれませんが(笑)

次回は今回ご紹介出来なかった海外メーカーの油絵具材について載せたいと思います(^^)

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