最近は都市伝説にはまっている歴史系記事担当の黒沼です。今回は、古代エジプト壁画が20世紀最大の巨匠ピカソに与えた影響について書きたいと思います。
ピカソは日本人にとってもなじみ深い画家ですね。確か何かのテレビ番組で見た「画家といえば?」という街頭インタビューで第3位がピカソでした。(ちなみに1位がゴッホで2位がモネ、4位がダヴィンチで5位がフェルメールでした。 皆ヨーロッパ人ですね。)
天才もパクる!?
最も有名な例がピカソの「アヴィニョンの娘たち」がアフリカのマスク(上の画像です。)を模倣して描かれたというものですね。確かにピカソの絵画に出てきそうなユニークな表情をしています。
このようにピカソをはじめ、20世紀の作家たちは、古代エジプトやアフリカ、エトルリア(古代のイタリア)の文化に大きな影響を受けていたようですね。(中には、これ丸パクリでは?というのもあります。)
「独創性」豊かな天才芸術家たちもアイデアに困ることがあったようですね。((´▽`) ホッ)
エジプト壁画とピカソの類似点
古代エジプトの壁画には上の画像のように、横向きの顔に正面向きの目がついた人物がよく描かれています。
下の画像は「ドラ・マールの肖像」というピカソの作品ですが、こちらも、横向きの顔に正面向きの目がついています。
ピカソは「キュビズム」という、複数の視点からモチーフを眺め、キャンバス上で再構成する手法で制作していました。これは、セザンヌの絵画からの影響として、しばしば説明されますが、エジプト壁画もまた、ピカソにインスピレーションを与えていたようです。(あまり公に説明されないようですが……)
まとめ
NYのセントラルパークや、パリのコンコルド広場にはオベリスク(エジプト新王国時代のモニュメント) があります。(勝手に持ってきた感はありますが……)(因みに「オベリスク」は「焼き肉の串」を意味する古代ギリシャ語らしいです。小ばかにしたネーミングですね(笑))
このようにピカソを始めとした20世紀の芸術家のみならず、古代エジプト文明は多くの欧米人にとって、憧れだったようです。ゆとり世代の私も「オベ○スクの巨神兵」持ってますし、某アニメの影響で古代エジプト好きになりました。(笑)
コメントを残す