絵のある暮らしはいかが? 額縁から考えるアートとインテリア

最近インテリアに興味を持ち始めた歴史系記事担当の黒沼です。今回はおしゃれな絵の飾り方を「額縁」を切り口に美術館の歴史にも触れつつ解説してみたいと思います。

これぞ額縁! クラシックなルイ調額縁

近代以前多くのヨーロッパの国々において美術品は特権階級(王様、貴族、教会とか)
の独占物(というか所有物)でした。王様の私的なコレクションが宮殿にたくさんあって、一般市民はこれを見られませんでした。

フランス革命やピューリタン革命などで近代化をむかえると、この宮殿コレクションが市民に開放され、そのまま美術館にかわります。

そのため、最初期の美術館は元宮殿が多いです。(ルーブル宮→ルーブル美術館など)
そんな美術館なので、当時の額縁は豪華な装飾が施され、金ピカなわけです。

インテリアのイメージとしてはこんな感じでしょうか。↑ホテルのロビー等では今でも使われていますね。

流行の兆しあり!? モダンでシンプルな箱額について

時代がくだり、社会が成熟してくると、美術館は近代以前の「宮殿型美術館」にかわり、「ホワイトキューブ」式の美術館(白い床と壁の「芸術作品」を「純粋に」鑑賞するための場)ができます。
そして工場で大量生産されたシンプルなパーツを組み合わせた安価でシンプルで「民主的な」デザインの額が登場します。
絵画もこういうシンプルな額に収まる、もしくは額に入れずに飾ることも….というような飾り方をされるようになります。

↑モダンアートの牙城であるMOMAでは額に入っていない作品も多いです。

インテリアのイメージとしてはこんな感じでしょうか。↑さっきより見慣れた感じになりましたね。今でもよくある感じですね。

こういうインテリアにあいそうだからでしょうか、「箱額」↓が今若い作家の間で流行っているようですよ。都内ギャラリーの若手の展示とかでよく見かけます。

現代よく見かける日本の一般家屋の様式は大正時代にほぼ定まったようです。(大正モダニズムと呼ばれます。)そしてその時の大規模な立て替えで日本の伝統的家屋は激減したようです。(日本が第一次大戦後、戦勝国となり好景気を迎えたことによるらしいです。)

イタリアの街並みが↓こんな感じなのに対し、日本の多くの街が↓こんな感じでないのは、大正時代の立て替えに原因があるようです。

オススメの一品 「フォルファーboxフレーム」

最後に黒沼お気に入りの額を紹介したいと思います。
ルイ調の額縁のような華やかな装飾と箱額の飾りやすさを兼ね備えたのが「フォルファーboxフレーム」です。

詳しくはコチラ→https://www.gakubuti.net/products/detail.php?product_id=2099

カラー、サイズ共にバリエーション豊富で、値段もお手頃。おまけに軽いので、ダルマ画鋲1本で気軽に壁掛けできます!
どんなお部屋でも気軽に絵画を楽しめる優れものです。モダン、クラシック、ナチュラルどんなスタイルのお部屋にも合わせられます!

額屋さんによると、震災以降このような軽くて気軽に飾れる額がよく売れているそうですよ。ちなみに黒沼の作品もほぼこの額装です。

まとめ

今回は様々なタイプの額を紹介しました!お気に入りのものは見つかりましたか?
お部屋の雰囲気にあわせて額を選んで、絵画を飾るのもインテリアを考える上で楽しいかもしれませんよ

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