お花見の花といえば…桜?

最近インテリアに興味を持ち始めた歴史系記事担当の黒沼です。

皆さん今年はお花見に行きましたか?黒沼は次回作の取材のため横浜のお花見スポット 三渓園にカメラ片手にお花見に行ってきました!夜桜がとてもきれいでしたよ!

三渓園は中心に大きな池があり、その周りを歩いて花を楽しむ庭園です。まさに広大な庭の中を巡りながら空間の展開を楽しむ「回遊式庭園」でした。(これは江戸時代にひろまった形式だそうです。千葉県の「冒険とイマジネーションの海」もよく考えるとコレですね!)

今回は花見の季節にぴったりな雅な作品について書きたいと思います。

お花見の花といえば……

桜!ですよね・・私もついこの間までそう思ってました。
100円玉のせいか「花見=桜=日本の伝統」っていうイメージを私も持っていましたが、花見の花=桜になったのは江戸中期になってからのようです。
現在の花見の風習は、江戸幕府8代将軍徳川吉宗が主導した「享保の改革」の一環として、東京の隅田川堤(向島)や飛鳥山(王子)、御殿山(品川)などにサクラを植樹して、さらには花見客用の飲食店までつくらせて、庶民の花見を奨励したのがはじまりといわれているようです。
ちなみに吉宗がこうしてサクラを植樹して、花見を奨励するまでは、江戸の桜の名所といえば寛永寺程度しかなかったそうです。この寛永寺は、3代将軍家光が上野に建てたお寺で、ここに吉野の桜を移植したんですね。
桜を描いた作品は西洋には殆どなく日本でも戦国時代くらいまでくだらないと出てきません。
(下の画像は戦国時代の絵師、長谷川等伯の息子、長谷川久蔵「桜図」です。←吉宗が桜を流行らせる前に描いた久蔵は先見の明がありますね!)

そして、それ以前の花見の花といえば梅であったようです

学問の神も愛した花

吉宗が桜を流行らせる以前は花見といえば梅だったようです。なので、「桜=日本の伝統」もアヤシイのかもしれませんね。

梅のシーズンといえば2月ですから、 ポカポカ陽気の中だらっと酒を飲んでお弁当を食べて楽しむ花見ではなく、寒空の中十分着込んで楽しんだんでしょうね。(現代人の花見のイメージとはギャップがあるかもしれませんね。)

梅といえば、学問の神様の菅原道真の愛した花としても有名ですね。

政争に敗れ、左遷された道真は梅を想う詩を残し、主人に置いて行かれた梅は主人を追って空を飛んで行って追いかけたという「飛梅伝説」も面白い話ですよね。

そんな日本の伝統的な花と言えそうな梅に黒沼も最近はまっております!地元の梅園へ取材に行きはまりました。 ゴツイ幹の質感と花びらやおしべの繊細さの対比がイケてるなと思い、最近よく描いてます。2枚だけ作品を披露させて頂きます!
黒沼の作品ホームページもよろしくお願いします!
→https://black-nuts.jimdo.com/

まとめ

ポカポカ陽気の中で見る桜も素晴らしいですが、寒空での梅でお花見もなかなかイナセでないでしょうか?
来年は梅もひとつよろしくお願いします

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