どうもこんにちは!壁画の材料や技術について記事を書いている岡部です!
絵を描く時は色々な道具を使います。
絵の具はもちろんの事、筆やデッサン用具から下絵を壁面に映し出すプロジェクターなど、
「これは絵を描くのに必要な道具なの!?」
って思ってしまうほどバリエーションは豊かです。
今回は色々ある道具の中から「パレット」について解説してみようかと思います。
パレットって知ってますか?
昔の絵なんかを見るとよく出てくると思うのですが、画家が絵の具を乗せて手に持っている「アレ」です。
昔の絵に出てくるやつなんかは木製の板目のあるものが多いですね。
今の時代は木製ではなく、もっと便利なパレットが売っているんですよ!(もちろん中には木製のパレットを使っている方もいらっしゃいますが、そこは好みの問題)
今回はそんなパレットについての記事を書いてみようかと思いますよ!
昔ながらの木で作られたパレット!
先ほども書きましたが、昔の画家は木製のパレットを使っていました。
それにはもちろん現代のように色々な材質が存在しなかったという理由もありますが、もっと大事な意味もありました。
500年ほど昔の絵画は油絵の具でキャンバスの上に下地を作ってから、本番の絵の具を乗せて描いていきました。
その下地の色はおおむね黄色(オーカーなんて言います)や赤褐色の場合が多かったのです。
絵の具というのは乗せる色の背景によって色自体の見え方が変化します(対比効果と言う)。
なので絵の具を乗せるパレットがキャンバスの色に近いというのは一つのメリットだったんです。
描きやすかった訳です。
昔のキャンバスが木製なのにはこんな理由があったんですね~。
現代画家のお供!紙パレット!
今の時代はほとんどの人が木製のパレットを使っていません。
単純にものすっごく後片付けがメンドクサイからです。
乾燥したら使い物にならなくなってしまいますし、制作後にいちいち洗うのも大変です。
そんな中で開発、流通したのが「紙パレット」という画材。
この紙パレットは滅茶苦茶便利です。
何が便利なのかというと使い捨てで後片付けしなくていいという部分!
何枚も紙製のパレットが重なっていて、使い終わったらぺりっとはがして捨ててしまえばいいというワケ。
便利なんですよー!
制作途中でアトリエから離れてしまってパレット上の絵の具が乾いても何も困らないわけですから。
今の時代の画家には必須アイテムと言って過言ではないでしょう!
裏技!?段ボールパレット
最期に紹介するのが裏技?ともいえる段ボールパレット。
その名も通り段ボールを利用した貧乏画家にやさしいパレットです(笑)。
作り方は簡単!適当な大きさに切った段ボールにラップを巻いて使うだけ!
ラップを巻いてあるので段ボールには染み込みませんし、何回でもラップを巻けば使えます。
コストパフォーマンスは最強ですね!
カッコ悪さも最強ですけどね汗!
まとめ
今回はパレットをテーマの記事を書いてみました。
人それぞれ、画家それぞれにパレットの使い方があると思うので、もしあなたが絵を描きたいという場合には是非参考にしてみてはいかが?
ではでは今回はここまで!
別の記事もよんでみてくださいね~。バイバイ!
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