どうも! 歴史系記事担当の黒沼です。今回は、遅ればせながら我々、TAMAKOBOの結成の経緯、活動内容について紹介させていただきたいと思います!
新新古典主義からTAMAKOBOへ
先週の私の自己紹介記事でも書いた通り、私、黒沼と岡部さん、井上さんは現在、多摩美術大学に通う学生をやりつつ、百貨店美術画廊を中心に作家活動をしています。
詳しくはコチラ→http://tamakobo.com/kuronuma-prof/
3人とも浪人時代が長かったからか(笑)、時間をかけてしっかり描写する仕事が好きでした。そこで、3人のlineグループ名は「最新の画材を使い、現代人としての意地をかけて古典の巨匠へ挑戦する」という意志をこめた「新新古典主義」だったんです。
これは19世紀に登場した、近代人としての意地をかけて古典絵画の巨匠へ挑戦した「新古典主義」をもじったもので、「新古典主義」のさらに新しいバージョンという意味でついたネーミングでした(笑)←意外にも井上さん発案のネーミングです(僕じゃないんですよ)
そんな3人はそれぞれ、井上さんは動物を、岡部さんは風景を、黒沼は花をモチーフに制作していました。
百貨店美術画廊での展覧会活動をしていると、実に様々な人たちとの出会いがあるのですが、ある日、動物の絵を描く井上さんに、動物病院から壁画の制作依頼が舞い込みます。
壁画というのは、広大な面積を描くため、普段は飾りやすい、小さい絵ばかり描いていた僕たちにとっては難しいプロジェクトでした。(当然一人で仕上げるのは困難そうでした。)
そこで、3人で協力し壁画を制作するユニット「TAMAKOBO」が結成されたんです!
多摩美に通う3人の工房だから多摩工房というわけですね
巨大動物壁画制作の裏側
巨大動物壁画の制作では作家活動をしながら大学に通う3人のスケジュールあわせや、特大エアブラシの使用で大学のアトリエのブレーカーが落ちたりする等、様々な困難が待っていましたが、様々な方の協力を得てなんとか完成させることができました。
↓こちらは下図、下絵の一部です。このように構想をかためてから制作に挑みます!
↓制作の様子 車の塗装にも使える特大のエアブラシを使い描きました!
材料に詳しい先輩の画家さんに壁画を長持ちさせるための技法、材料についてのアドバイスを頂いたり
地元の新聞社、テレビ局に取材していただいたり(詳しくはコチラ→http://tamakobo.com/hekiga-keisai-saitamashinbun/ )
画材メーカーのKUSAKABEから絵具を安く提供していただいたり(アルキド樹脂絵の具のアキーラを使いました)
アキーラについて詳しくはコチラ→http://tamakobo.com/hekiga-arukido-kaisetu/
画商さんに足りなくなった材料を届けてもらったりと、多くの方に支えて頂きました。
そして何より、依頼してくださった院長先生はとても良い方で、制作にもとても協力的でした。完成した壁画にも満足して頂けたようで我々も安心しました。
まとめ
TAMAKOBOは今後も積極的に壁画制作をしていきたいと思っています。
ご自宅、店舗、医療施設等の絵画作品、天井画、壁画作品などの制作を承っています。世界に一つしかない肉筆画によるアートの求心力で、お部屋全体を包み込む魅力溢れた空間を作ってみませんか?
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