どうも!岡部です!
この多摩工房のメンバーは全員、多摩美術大学出身なのですが立地が山の上にあるという事で登校が大変だったりします。
特に夏場はかなりきついですね。
毎日僕はバスを使わずに登校しているのですがかなり汗をかきながら坂道を登ったりしています。
秋や春が待ち遠しいですね。
さてさて今回の記事では昔から使われている伝統的な絵の具である「油絵の具」について、そもそもどういった物なの?という疑問のある方に向けて描いていこうと思います。
油絵の具について知りたい方は是非読んでみて下さいね!
油絵の具って何で作られているの?
油絵の具がどのような材料から出来ているか、皆さんはご存知ですか?
基本的に油絵の具は二種類の材料から成り立っています。
色の素となる「顔料」と絵の具をキャンバスに固着するための「乾性油」という油の二つです。
例えば青色の絵の具だと青系の顔料に乾性油を練り合わせることで、青い油絵の具が出来上がるわけです。
もちろん顔料というのは同系統の色でも沢山の種類があります。
土や金属などから作った顔料もあれば、花などの有機的な物から作り出すものなど様々です。
こうした顔料は意外と簡単に手に入るもので大きい画材屋さん(世界堂)などで手に入るので気になる方は見てみると勉強になるかもしれませんね。
また顔料に練り合わせる油は「乾性油」という空気中の酸素と化合して固まる油ですが、この他にも絵に使う油は存在します。
「揮発性油」と呼ばれる油は頻繁に使われるものですね。
とてもサラッとしていて、絵の具の伸びをよくするのに使われます。
ただこの油は乾燥時に画面に残らず、顔料を固着してくれるわけではないので絵の具を作る際には使われません。
描く時に各々で好きな量を絵の具に加えて使うものです。
油絵の具って誰が使い始めたの?
油絵の具を使い始めたのは「ヤンファンエイク」という北方ルネサンスの画家だと言われています。
それまでにも油を使う塗料などは存在していたらしいのですが、絵画に使われたのはこの画家が初めてだったそうです。
それまでの絵の具達と違い、乾燥がおそかったので非常に丁寧なグラデーションや調子を作ることが出来るようになりました。
また透明感があるのでそうした特徴を生かしたグレーズという技法なども使われていったんですね。
こうした技術は現代の画家も使っているもので非常に長い歴史があると言えます。
まとめ
今回は非常に基本的な、油絵の具って何だろう?という疑問について解説してみました。
油絵の具はかなり長い間画家に利用されているものですが、昔の技術が今でも使用されている部分が非常に面白く感じますね。
ではでは今回はこの辺で!
また別の記事でお会いしましょう!
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