こんにちは!岡部です!
普段僕たちは絵を描いている訳なのですが、気になる問題として環境にやさしいのか、どうなのかという点が挙げられます。
絵の具を生活環境の中で使って問題がおこらないのかなって思う人は多いのではないでしょうか?(壁画や絵画は生活環境内にあるものですし・・・。)
そういった中で環境にやさしい絵の具は何なんだろうと考えた末に、僕たちが使っているのがアクリル絵の具又はアルキド絵の具なんですね。(一般的にホルベインやクサカベといった会社が販売をしています。)
今回は、おそらく気になる人には気になる
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・臭いの問題
・耐久性の問題
・汚れの問題[/su_note]
について簡単に解説してみようと思いますよ!
臭いはきついの?
皆さん絵の具って聞くと匂いがきつそうとかって想像しませんか?
壁画などを部屋に描くとなるとずっと匂いがしていたらたまりませんし、困ってしまいますよね。
しかし僕たちの使っているアクリル絵の具は全くそういった問題がありません。絵の具をチューブから出してそのまま嗅げば、もちろん臭いはしますが絵の具として使って生活空間にある分には無臭といえるレベルなんです。
そもそも絵の具が匂う主な理由ってご存知ですか?
これは主に絵の具を薄めたり溶かしたりする「溶剤」のせいなんですね。
この溶剤に揮発性のものを使うと、いわゆるシンナー臭みたいな臭いがして頭が痛くなったり気持ちが悪くなったりするのです。
僕たちが使っている絵の具というのは溶かす際に、こういった有毒の物を使いません。
僕たちがこういった場合に使うのは「水」のみです。
水なら臭いや毒性にたいして安全に扱える!ってわけです。
耐久性は大丈夫なの?
もともとアクリル絵の具やアルキド樹脂絵の具というのはどんな目的のために開発された絵の具だと思いますか?
じつはこうした絵の具はメキシコで起きた「壁画運動」の中で開発された絵の具なんです。
当時はまだ水で溶かす技術が無く、有機溶剤で溶かしながら使われていました。
そういった背景もあり、アクリル、アルキド絵の具はまさに壁画のようなハードな環境の中でも耐えうる絵の具だといえます。
汚れやすいの?
アクリル絵の具やアルキド樹脂絵の具は基本的に乾燥すると耐水性になり、水に溶けなくなります。
水が飛び散ったりして絵にかかっても溶けだす心配はありません。
先ほど書いたように元々壁画のために開発された絵の具なので野外で雨ざらしになる環境でも安心できる絵の具なんです!
さらに僕たちは耐久性を高めるために、アクリル系、又はウレタン系のニスを乾燥後に数層重ねています。
もちろん耐久性が高くなるというメリットもありますが、ツヤを調整するという意味合いもあります。
マットな質感にするのか、ツヤのある質感にするのかも思いのままです。
まとめ
僕たちが壁画を描く際に使っている絵の具が環境にどんな風に対応しているのかという事を書いてみました!
壁画に使われていたこともあり、かなりの耐久性がありますので描いた後に色があせたりすることなく長く楽しんでいけるのではないかと思っています。
ではではこの辺で失礼しますね!
バイバイ!
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